相差歴史を知る

相差のいわれ

渚の広い砂浜が広がっている土地であったため、”大砂津(おうさつ)” ”大砂洲(おおさす)”呼ばれていたものが変化したという説や、相差氏という有力者がこの地方一帯を治めていたためそう呼ばれるようになったという説もあります。
神鳳抄という書物には”相佐須(おうさす)”とも記されており、 貞治5年(1366年)11月以後の文書には現在の”相差”へと改められており、現在の呼び方はこの頃定着したものと考えられます。

  • 海女の服装
  • 海女の獲物の中心はアワビとサザエです。他にトコブシ・イワガキなどの貝類、アラメ・テングサ・ヒジキなどの海藻類、そのほか、ウニ・ナマコ・タコ・イセエビなども獲ります。
  • 海女の服装
  • 海女の服装は大正時代までは上半身半裸が普通でしたが、それ以降は磯着と呼ばれる白木綿の衣装をまとうようになりました。近年では冷たい海中でも長時間耐えられるウェットスーツの着用が一般的です。

【磯ノミ】
アワビは岩にくっついており、素手ではなかなかはがすことが出来ません。海女は「磯ノミ」と呼ばれるへらのような道具を使います。長さ・大きさは色々あり、場所によって使い分けています。少し湾曲しているので、テコを利用しアワビを傷つけずに獲ることができます。
【磯メガネ】
かつては裸眼で潜っていましたが、明治の中ごろから水中メガネを使うようになりました。 色々工夫され、現在では視界の広い一つメガネが主流となっています。
【タンポ】
獲った物を入れたり、つかまって休んだりするためのもので、かつては桶や樽を利用していました。それがやがて「タンポ」というゴム製の浮き輪になりました。これは直径60センチ前後の浮き輪の内側にスカリ(獲物を入れておくための網袋)が付いたものです。
近年ではゴム製から発泡スチロール製のタンポに変わりつつあります。
  • 海女の服装
  • 【カチド(徒人)】
  • 1人で岸から磯場まで、磯桶や浮樽などにつかまって泳いで行き、主に4~10メートル程度の浅い漁場で作業をします。現在の相差ではこのカチドが大半を占めています。
  • 【フナド(船人)】
  • トマエと2人で船に乗り、カチドより深い漁場で作業をします。トマエは20メ ートル程度の深さまで潜った海女を引き上げる役割を担っており、2人の呼吸が合わないと事故につながるため、フナドの多くが夫婦です。


相差の「海女文化資料館」では、海女が昔使っていた道具や磯着の展示など、海女文化の歴史やこころに触れることができます。

海女の服装
  • 海女の服装
  • 浜辺には気の合った海女同士が数人で利用する海女小屋(カマド)が建てられています。中央に火をたく”かまど”があり、暖をとれるようになっています 。 海女は、漁期には1日数回海女小屋を訪れ、海で冷えた身体を暖めたり、着替え、昼食、休憩などに利用します。気の知れた仲間とたあいもない話をしなが らゆっくり休むひとときは、忙しく働く海女にとって心和む楽しい時間なのです。
  • 「相差かまど」では、海女小屋体験を楽しんでいただけます。
    現役の海女さんが食事やおやつをご用意してお待ちしています。
海女の服装
ドウマン・セイマン

相差のいわれ

鯨崎の白浜側の海岸にある、干潮の時にわずかに姿を現す「鯨石」と呼ばれる岩があります。

奈良時代の天平勝宝の頃(749~57)浜の平という者が浜辺を歩いていると、1寸8分の黄金の観音像が鯨の背に乗って現れ、まばゆい光を放っており、男が観音像拾い上げると鯨はたちまち石になってしまいました。 像を持ち帰り祀っていたところ、夢に観世音が現れて「青山へ行きたい」と告げるので青峰山正福寺(松尾)に納め、寺の本尊としました。

男はその後青山の姓を名のって相差に住みました。 現在でも相差にある青山家は、青峰寺とは特別な関係にあります。 寺の本尊の青山観音は胎籠りとなっており、ご開帳は50年に一度となっています。

相差春雨

日本海々戦にも参加した駆逐艦”春雨”は、明治44年11月24日の夜中、大しけに遭い菅崎沖の三角暗礁に乗り上げ沈没しました。 事故を聞いた相差の人々は荒れる海の中総出で水兵の救助に当たり、乗組員8名の命を救ったのです。自らを危険にさらしてまで人命救助に向かった相差の人々の心意気は当時新聞等でも話題になりました。

菅崎園地には、この時の思いや願いを込めて建てられた「春雨殉難記念碑」があります。 命を落とした44名の乗組員の死を悼むとともに、海の安全を祈り、未来への誓いとする活動は相差の人々によって現在でも受け継がれています。

平成23年、殉難100年を迎えるにあたって、旧海軍駆逐艦「春雨」が殉難した実話を元に、春雨艦遭難和賛を基に制作された追想歌「さらば星になれ」を地元在住歌手の鳳城朋美さんに歌っていただくことになりました。

駆逐艦「春雨」の追想歌「さらば星になれ」CD購入・鳳城朋美プロフィールはこちら>>
CDの販売は相差町内会でもお取り扱いをしています。

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